ゴンッ!
(イテッ)
女『全くあなたって人は!・・・』
幼少期、私は母に怒られ、頭を叩かれた。
イタッ!
しかも、グーで!しかもゲンコツのような硬さを維持して。
なんでたかが親の言うこと聞かなかっただけで、こんな痛い目あわなきゃならないんだ!理不尽すぎるっ!
くそうっ!
もうこんな痛い思いなんて2度としたくないわっ!
いつかお母さんより大きくなって、背を越して、頭を叩かれないくらい大きくなってやる!
そして20年後のこと。
★
ゴンッ!
(イテッ)
女『全くあなたって人は・・・』
女『背が高いもんだから辛かったろうに・・・』
私は頭をゲンコツのようなもので叩かれた。
いや、ぶつかったのだった。
私はその時、とある格式高い旅館に、とある女性と泊まっていた。
そこで低い天井の梁に、起床と同時に見事、頭をぶつけた時だった。
私は、既に身長が180cmを超えていた。
『イテー!』
私『こんなんだったら、もうちょっと小ちゃくなりたかったなぁ・・・(汗)』
私『いいか、お前ら!押すなよ、押すなよ!絶対にいいね押すなよ!』
ゴンッ!
(イテッ)
女達『全くあなたって人は!・・・』
女達『そんなことまでして、いいね押して貰いたいのっ!?』