『こんな豊かさ今まで見た事なーい!』
そうあれは私がホテルのラウンジでゆったりと心地良さを味わいながら友人と休憩している時だった。
そこで私は恥ずかしながらもひたすら瞑想を行っていた。
そうそれは、その場所でもこの場所でもあった。
何故だか分からない、当の昔に行った事ある場所へ来たような気分だった。
私は思いのまま、その感情に浸る事に集中していた。するとどうだろう。
あたかもワープをしたかのような如く目を見開くと私はグアムに行き着いた。
『えっ!?今まで居た場所は何処へ?』
そう、私が居たのは横浜だった。
横浜のシェラトンホテルに居たのだ。
そして、先程まで友人と瞑想した感じに浸りながら目を瞑って居たのだ。
するとどうだろう、その感情を味わい尽くした途端にグアムのシェラトンホテルの椅子で目が覚めた。
外には優雅に海が覗けるプールで泳いで遊んでいる家族連れ。ジャグジーでは同じグループ内で豊かな時間を寛いでいる光景が見えた。
果たして、これは夢か現実か?
いや、実はその両方ではないだろうか?
現に私は今まで目をつぶり、横浜にいたのだ。それが目を開けるとグアムに行き着いたのだ。
なんとも美しい幻想といえようではないか。
(ドシッとした音と共に到着!)
友人『っうか、俺置いていくなよ!』
友人『いいか!押すなよ、押すなよ!絶対にあんな奴にいいね押すなよ!』