『『青になりました!左右の安全を確かめてから渡って下さい!』
そんな女性の声が街に響き渡っていた時の事。
そこは渋谷109前。
じゃなかった、渋谷109前の信号を渡ったばかりの路地である。
『えー!!!』
『なんで私に声掛けるんですか?』
一人の男がとある女性に声を掛けていた。
男『いやいや、あなたしかいませんよ。』
女『いやいや!』
女は後ずさりする様に、
女『だって他にもたくさん女の人いるじゃないですか?』(
やがて階段を終え、平面の床に着地した。
男『いやもういいんですよ。貴方に決めましたから。』
女『(ポッ)』(真っ赤)
そして、男は女の手を握った。
そうした時だ!
そんな時に限っていつも邪魔者が現れる。
ふとすぐ横を見ると、
オッサン『あんた、ふざけんじゃないよ!
(せっかくのチャンスを無駄にしたくない。。。)
私はヒーローになりたかった。
なのに毎回邪魔物が入ってきて、全く。
そんな夢を見ていた時だった。
★
ジリリリリリリッ!
ガバっ!
『えっー!!!』
時計を見ると、ゆうに時刻は過ぎていた。
出勤時間を超えており、既にもう遅刻扱いだった。
すぐさま、布団から飛び上がり私はスーツに着替え、
昨日変な酒を飲んだせいか、変な漫画を読んだせいだろうか。
頭が現実に辿り着かない。
大急ぎで自転車を漕ぎ、最寄り駅の駐輪場まで急がせた。
ようやく到着までたどり着き、
そう思った時だ!
またまた、こういう時に限って邪魔者が現れる。。。
『すいません、交番ってどこですか?』
『すいません、駅ってどこですか?』
ああーー!!もうっ!!!
『なんで、私に声掛けるんですかっ!!』(怒)
オッサン『いいか、お前ら!押すなよ押すなよ!