来た。来てしまった。電話番号は変えてもアドレスは変わらない。
そのせいで彼からの、彼らからの連絡が・・・先制攻撃が始まってしまった。

『おーす、元気ー!覚えてるぅ?』

予定調和のごとく、胡散臭いやり取りがここから始まった。

私『覚えてますよぉー
半年前に街で見かけましたよ!』

男『マジで?何処で?』

私『スクランブル交差点でナンパしてそうな所を』

男『えぇー、マジで?俺やった?』

この上から目線、腹立つ(笑)
私はこれを心底嫌がっていた。
そして心底この感覚を忘れたかった。

私『そういう風に見えましたけど』

男『そういえば最近、やってるの?あのビジネス?』

(何がビジネスだっ!)

私『やってないっすよぉ~、もうあれはとっくに辞めましたよぉ^o^』

男『なんでー?もったいないじゃん。せっかくやったのに。』

私『男さんはやってるんですか?』

男『やってますよー、そりゃ結果出てたら辞めませんよ。』

私『そうなんですね~^o^男さんさすがですねー、凄いじゃないですか』

その後、彼からの消息は途絶えた。
彼がなんの為に連絡してなんの為に連絡が途絶えたのかは誰も知る余地がない。

プルルッー

ガチャ

女『久しぶりー、元気ー?』

私『今度はお前か!?』

私『いいか、お前ら!押すなよ!押すなよ!絶対に登録押すなよ!』

3ヶ月後、

男『久しぶり~!元気ぃ!今度お茶しよう!』

私『ガクッ!』