『いつの世にも悪は絶えぬ・・・・・その頃!』
何か聞き馴染のある台詞が流れている。
私はふとテレビを見ると、そこには父が大好きな時代劇。
鬼平犯科帳の再放送が流れていた。
懐かしい。
よく観たなぁ。
悪代官『お主も悪よのぉ~。越後屋。』
越後屋『とんでもござりませぬ。これも人ゆえお代官様のお力添えがあってこそに成りますゆえ。』
そんな汚らしいみっともない光景がそこにはあった。
(僕はこんな汚らしいみっともない大人にはなりたくないなぁ・・・)
すると、
母『はーい、じゃあ始めるよ~!』
一同『いただきまーす!』
そこには家族4人で楽しくテーブルを囲んでいる食卓の風景があった。
私はお腹が一杯になり、ゴロンと横になった。
その頃は食べ過ぎると、よく横になり牛のように寝る事が多かった。
母『ったく、しょうがないなぁ。』
・・・
母『はい、起きて!自分の部屋で寝てよ。もう!そしたらちゃんと、』
母『布団を出して寝なさぁーい!』
僕『ははぁー!!!』
そして、私は夢の世界に入った。
★
『いつの世にも、悪は絶えぬ。』
私はそんなサムライの風格の感じられるような男と出会った。
しかし、彼の中に悪は絶えなかった。癒えなかった。
そう、それはNHK(日本ひきこもり協会)というなんとも強い強大な組織。そして意識でもあった。
彼は彼らと戦った。そして私も後々、彼の侍のような面影と共に、戦う事を知る。
女『はーい、じゃあ始めますよー。』
周りを見渡すと、そこは畳の部屋にいた。
そこには女性達が4人おり、真ん中にあったテーブルを囲うように座っていた。
何やらこれから始まる事が楽しそうに感じられる。そして私もそう感じた。
そしてそこで、それら自分達の課題や相談事や話し合いのようなセミナーが始まった。
・・・
そして、夕方。
それが終わり、私達男だけは何やら 何かを打ち合わせるかのように。
初対面にも関わらず、何かを目論むかのように席を立ち、そこから離れ近くのカフェでお茶をした。
男『いやぁー、今日は楽しかったですねぇ。』
侍『そのようでござるなぁ。』
男『中々、あんなに女性達だけに囲まれて話したりするのも無いんで楽しいですね。
それにお侍さんもお話がとってもお上手で。』
侍『かたじけない。拙者もおなご(女)には興味あって。
実はちかぢか何無派(ナンパ)なるものを始めたいと思い始めたところでござるっ。』
悪代官『ほほぉ~、お主も悪よのぉ~』
侍『そしていずれは、女共も共に引き連れて悪の超組織。NHKを。NHKを引っ捕えてみせましょうぞ!!』
悪代官『ほほぉ、そのほうよく言った!気に入ったぞ!天晴れじゃ!』
悪代官『さすれば一緒に!何無派なるものをワシに見せてしんぜよ!』
侍『はっ!』
悪代官『そして、共に悪を。NHKを打ち砕くのじゃ!』
侍『ははぁー!!!有難きお言葉おっ!私のような身分の無い者にその様な言葉を掛けて頂き、
またひとかたならぬ丁重な持て成しを受け、厚く御礼申し上げまする。有難き幸せに存じまするぅ!
ありがたや!』
悪代官『お主、ういやつじゃのぅ。ハッハッハ』
悪代官『さすれば今宵、新宿の街へ出向いて何無派するがよいっ。そして、そこのお前!
飛び馬を出せーぃ!!!』
カフェ店員『ははぁー!!かしこまりましたぁー!!』
カフェ店員『いいかお前ら、押すな押すなよ!絶対にいいね押すなよ!』
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