花見シーズンである。

綺麗な花を求め、街や公園へ出向いて写真を撮る人達がこの時期に差し掛かると多くなる。季節の移り変わりでもあるためか。
今年も綺麗な花が咲いた。後は何回、この桜を観れるのだろうかと。

年齢を増すごとに、その目に映る花びらは鮮やかになり、より鮮明な記憶として刻まれていく。しかし、花見というのは特別な時期にしか出来ない、しないという風習があるが果たして本当にそうなのか?

とんでも無い。

そもそも花見なんてのはいつだって出来るし、いつでも出来る。そんな花に気付かない人達が花を観てその価値に気付けようか?

花を花として見るもよし。花を華として見るのも良し。どちらも然りだ。街に出歩けば、素敵な花などチラホラ咲いているのに。

女性という華に。

魅力的な女性が出歩けばパッ、パッとその場に華が咲く。
桜舞い散る花びらのように、そんな当たり前の日常に気付かないのだろうか。
冗談で言っている様に聞こえるかもしれないが、本当にそう思っている。

駅前でも、繁華街でも、都心でも、ショッピングセンターでも。路上でも。そこにいる限り花見を愉しめる余地はある。
ただ目の前の女性に焦点を充てるだけなのに。

チューリップだなぁ。
紫陽花だなぁ。
青薔薇だぁ。
この人は胡蝶蘭かぁ?
この人は、ピンクが似合う桜色の人だなぁ。

女性を物に見立てるのは偏屈に見えるかもしれないが、それら一つ一つの華には価値はなく、一定の感情でただ咲いている限りだ。

なんて美しいんだろう!ビューティフル!

そう思うだけで毎日が華やぐ。女性を下心なくヤラシイ目でなく、純粋に自然な心で捉えられる事に気が付く。

そして貴方が手に持つ一輪の華。
その華に価値を高めれば高まるほど、貴方にも元気が、勇気が華やぐ。

まだ華を手に入れていない男性の方、そんな綺麗な日常に焦点を充てれば、目の前に置かれている花にも気付くだろう。花見はいつでも出来る。そこに酒やアルコールは必要ない。

あなたはそんな日々に気付けば気付く程、普段の日常にも華が咲いている事に気付くだろう。そんな当たり前の日々に感謝。

桜②

今日も桜が咲いている。その光景は人々の生活に優しさ、穏やかな感覚を与えていた。そこに自然ある美しさに創造性、ムードを感じる人達が溢れかえっており、それ見る人達が後を絶たない。

そんな上空に咲いている桜を見に、地上でも綺麗な華達が咲渡っていた。

『なんて綺麗なんだ。やっぱり花見はこうでなきゃ!』

プシュ!

くぅ~!

『やっぱり、ここで飲む酒は美味ぇなぁ~!』

・・・・

『あれ?何しに来たんだっけ??』